はじめに 🌼
スーパーや花屋さんにカーネーションが並びはじめると、「あ、母の日が近いんじゃなぁ」と思うもんじゃろう。カレンダーを見て「何かせにゃいけんかのう」と思うた人もおるじゃろう。
でも、プレゼントやごちそうよりも大事なもんがある。
それは、あのときに見た母の表情を思い出す時間かもしれんねぇ。
母の日の由来と世界の風習 🕊
アメリカのアンナ・ジャービスさんが、自分の母をしのんで1908年に教会で記念行事を開いたんじゃ。
そのとき白いカーネーションを配ったことから、「母の日=カーネーション」という風習が広まったんよ。
アンナさんの母は社会活動家で、戦争で負傷した兵士を助けたり、女性の健康を守る活動をしとった立派な人なんよ。
「母の愛と献身を忘れんように」という願いから始めたんじゃそうな。
日本では昭和の時代から本格的に広まり、今では5月の第2日曜日が定着しとるんじゃ。
世界では、タイの王妃さまの誕生日に、イギリスは四旬節(レント)の最中に「マザリング・サンデー」として祝うたり、国によって様々じゃ。
どの国も、「母に感謝する心」だけは共通しとるけぇ、すごいことじゃと思わん?
日本文化に見る「母の姿」 📚
昔話や物語にも、母の姿はよう登場する。
「おしん」では、母の苦労と強さが胸にしみるし、「坊っちゃん」では早うに亡うなった母をなつかしく思う主人公の気持ちが描かれとる。
『万葉集』にも、母に向けた歌が残っとるし、昔から日本人は、母のぬくもりを歌や物語に残してきたんじゃ。
「三つ子の魂百まで」という言葉もあるように、小さいころに受けた母の影響は、ずっと心に残るもんなんじゃのう。
食で感じる母のやさしさ 🍙
思い出してみんさい、遠足の日のお弁当や、熱が出たときに作ってくれたおかゆの味。
あの味は、母の手のぬくもりと一緒に覚えとるもんじゃ。
季節のごはんや行事の料理にも、ようけ工夫があって、 それはただの栄養や味だけじゃのうて、「元気でおってほしい」「笑顔が見たい」という母の願いが詰まっとるんよ。
次の世代へ伝えていくもの💡
おばあちゃんのやさしさは、時をこえて、母へ、子へ、孫へとつながっていくんよ。
わしも、母親から習うた薬草の使い方や、季節ごとの家仕事、言葉の使い方なんかを、今度は子どもに、そしてさらに孫へと教えとるんよ。
やさしさは形は変わっても、だれかが受け取って、また次へ渡していくもんじゃけぇ。 まるで糸を紡ぐように、こまやかに、でもたしかにつながっていくんよ。
おわりに ~やさしさは、つむがれていくもの~ ✨
母の日は、今そばにおる「母」だけじゃのうて、 自分の心の中に残っとる「母の記憶」にも、ありがとうを言う日かもしれん。
祖母から母へ、母から子へ、そして子から孫へ。
やさしさは、言葉や料理、暮らしの中で受け継がれていくんじゃ。
ほんの小さなことでもええけぇ、 あんたも今日は、誰かに「ありがとう」って言うてみんさい。
照れくさかったら無理に言葉や文字にしなくてもいいじゃろ。思っていればいつか言える日が来るじゃろ。
感謝の気持ちを忘れん事が一番大事なことじゃけんのう。

🎁 おまけ:母の日に気持ちを伝えるひと言メッセージカード例 ✉️
- 「おかあさん、いつもありがとう。体に気をつけてね。」
- 「子どものころ読んでくれた絵本、今でも覚えとるよ。」
- 「あなたが笑っていると、わたしもうれしい。」
🍵 簡単レシピ:母に贈る、ほっこり黒糖しょうが湯
材料(1杯分):
- 黒糖:大さじ1
- すりおろししょうが:小さじ1/2
- お湯:150ml
作り方:
- 材料を湯のみに入れて、お湯を注ぐだけ。
- よう混ぜて、あったまって飲みんさい。
体も心もぽかぽかになる、昔ながらの知恵じゃけぇ。
エピローグ ~蛇の目傘が教えてくれた母の気持ち~☂️
若いころは、母親の気持ちがわからんのは当たり前じゃ。わしもそうじゃった。
母になって自分の子どもを雨の日に蛇の目傘を差して迎えに行った時、なんとなくじゃけど、あの日の母の気持ちに近づけたような気がしたんよ。「ああ、あのとき母も、きっとこんな気持ちじゃったんじゃろうな」と気づいたことがあったんよ。
子どもはもちろん嬉しいけど、母親自身も「うれしかったんじゃな」って、ふと思うたんじゃ。胸がじんわりと温かくなって、目頭が熱くなるような気持ちじゃった。
やさしさは、こうして少しずつ、受け取って、わかって、また差し出していくもんなんじゃ。母と子の間に降り続いていた理解し合えない雨が、ふと晴れた瞬間のように、あの蛇の目傘の下で親子の絆を感じたんよ。
昔話でもいいし、つい最近のことでもいい。あなたの中にも、ふと母の気持ちがわかった瞬間があるかもしれんね。
この母の日に、そんな思い出を大切な人と話してみる時間を、少しだけ作ってみんさい。
きっと、あたたかい気持ちがわいてくるはずじゃけぇ。


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