はじめに ☀️
「今日、日が長いねぇ」とふと口にすることはないかね?
それ、暦の上で「夏至(げし)」が近い証拠かもしれんのう。 毎年6月21日ごろ、昼がいちばん長く、夜がいちばん短うなる日。
※2025年は、国立天文台が発行する「暦要項」によると、6月21日が夏至にあたる日とされとるんじゃ。
(出典:国立天文台 暦要項(PDF版一覧))
昔の人は、そんな自然の変化に耳をすませて、 暮らしや行事をうまく調和させとったんよ。
今回は、この「夏至」を軸に、 朝の市(いち)の風景や旬の食べ物、 そして早起きの楽しさを一緒に見てみようかねぇ。
夏至とは?🌞
夏至は、太陽がもっとも高く昇る日で一年の中で昼の時間がいちばん長うなるんじゃ。
日本を含む東アジアでは、古くから「二十四節気(にじゅうしせっき)」という 季節の移ろいを表す暦が使われとってのう、 夏至はそのひとつとして大切にされとる。
ちなみにこの「節気」は、
・春分(しゅんぶん)
・秋分(しゅうぶん)
・冬至(とうじ)
と並んで、太陽の動きに基づいて一年を四等分する目印なんよ。
こうした知恵は、農作業の目安になったり、 体調を整える暮らしのリズムとして、今でもようけ使われとる。
また、さらに細かく季節の変化を感じ取るために七十二候(しちじゅうにこう)という3~5日ごとの自然の兆しを表す言葉もあるんよ。
たとえば夏至の初候「乃東枯(なつかれくさかるる)」は、ウツボグサが枯れるころを指していて、小さな自然の変化を見逃さんようにという暮らしの知恵なんじゃ。
(出典:国立天文台 暦Wiki/季節/七十二候)
夏至の風習と食べ物 🍚
夏至そのものに大きな行事は少ないんじゃけど、 地域によっては田植えや夏越の祓(なごしのはらえ)と重なったりして、 季節の区切りを感じる時期になっとるんよ。
たとえば関西の一部では、「半夏生(はんげしょう)」という節目に タコを食べる習慣がある。 これは、稲の根がタコの足のようにしっかり張るよう願うてのことなんじゃ。
また、梅雨の合間に出回る新しょうがや青梅、とうもろこし、枝豆、トマト、きゅうりなど、 体を冷やしてくれる夏野菜が勢ぞろいするのもこの頃。魚では、あじや鱧(はも)が旬を迎えて、さっぱりした味わいが人気じゃ。
朝市の楽しみ方 🌄
夏至のころは、朝が早うから明るい。自然と早起きしやすい時期なんよ。
わしが小さいころ父親に朝市に連れて行ってもろうたことがあった。 まだ眠い目をこすりながら歩いていくと並んどる野菜や魚がどれもキラキラしとってのう、 活気のある声が響く市場の空気が、いまだに耳に残っとるんじゃ。
とくに覚えとるのが、朝市の帰りに食べた大判焼き(おおばんやき)。 焼きたてを紙にくるんで持たせてもろうて、 ふうふう言いながら食べたあの甘さ… あれがわしの「夏至の味」かもしれんねぇ。
朝早うに買うたばかりの野菜で味噌汁を作ったら、 それだけでええ一日が始まる気がする。 それが「朝市の知恵」じゃろう。
日本三大朝市 🛍️
にぎやかな朝市は、全国あちこちにあるけれど、 「日本三大朝市」と呼ばれるのがこちらじゃ:
- 輪島朝市(石川県):平安時代からの歴史をもつ由緒ある市。海の幸が豊富じゃ。
- 勝浦朝市(千葉県):関東屈指の港町の市で、魚も野菜も新鮮。
- 高山朝市(岐阜県):飛騨高山の風情ある町並みの中で開かれる、人気の観光朝市。
どの市もそれぞれの土地柄や人情がにじみ出て、 行くだけでも元気がもろうて、季節を味わえるんよ。
からだとこころを整える 🌿
夏至のころは、昼が長いぶん、知らんうちに疲れやすい季節でもある。 よう動けるけぇ、無理しすぎてしまう人もおるかもしれん。
こんなときこそ、朝の光を浴びること、 旬のものを食べること、 そして自分のリズムを整えることが大切なんよ。
夏の入り口にあたるこの時期、 一度立ち止まって、自分の生活の流れを見直してみんさい。
それがまた、次の季節を健やかに迎える支度になるんじゃと思うけぇ。
おわりに ~季節を感じることは、自分をいたわる時間かもしれんねぇ~🌾
四季の変わり目は、自然だけじゃのうて、自分の心やからだにも変化が訪れるもんじゃね。
夏至は、派手な行事があるわけじゃないけれど、静かに「今の自分」と向き合えるそんな節目のひととき。
近くに朝市がのうても、ちぃと早起きして、季節の野菜を買うて、丁寧に朝ごはんを作ってみる。それだけで、どこか気持ちが整うような気がせんかねぇ。
そんな日々の積み重ねが、知らんうちにわたしたちの暮らしをやさしゅう包んでくれとるんじゃろうね。
☀️ 来週も、ええ朝を迎えられますように。
ほんの少し早起きしてみたら見える景色が変わるかもしれんねぇ。🌿



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